バッハのインベンションのお勉強は必須!ポリフォニーとは?

こんにちは!音楽教室♪ぽこあぽこ 恵美先生です(*‘∀‘)

ブルグミュラーが終わる頃辺りからインベンションのお勉強にはいりますが・・・「曲の意味わからん(>_<)」「面白くない(>_<)」「弾きにくい(>_<)」「好きな曲弾きたいから弾きたくない(-.-)」と ほとんどの人が言うのが実際の話です(うちの教室です。)

さて、何故そんな風に思ってしまうのか?について書いていきたいと思います。最初に言っておきますが「簡単」ではないです。私も一番最初にインベンションを習った時は難しかったです(*_*;そして簡単ではないのですが、順を追って勉強していけば楽しく弾けるようになっていくと思います!現在の私はバッハの曲は大好きになりました(笑)

バッハの作品は芸術的に素晴らしい曲がたくさんあります。その中で重要なものが「多声的」に書かれている作品です。

「ポリフォニー」とも言われます。

また、単一の声部を「モノフォニー」、和声的な進行や伴奏によるものを「ホモフォニー」と言います。

どういう意味か写真で説明しますね!

モノフォニー(1声)

1本のメロディがあります。美しく歌って弾く。

ホモフォニー(メロディ、伴奏)

黄色のヒモがメロディ、リスが伴奏です。

2声からポリフォニー(3声、4声もあります)

黄色のメロディに、ピンクのメロディが加わり2本(2人)になりました。ピンクは伴奏ではありません。

右手が黄色のメロディを歌いながら演奏し、左手はピンクのメロディを歌いながら演奏します。

ポリフォニーは

・耳で2本を聴き分ける

・歌う気持ちも2人分

・2人それぞれ主題がある

これが2声を弾くということです。これらの事をインベンションを勉強しながら学んでいくよ!

ちなみに3声(3人)になった場合は、3本目は右手と左手で弾いていきます。

モノフォニー(1本)を美しく弾いていくのは奥深い事ですが、さらに2本(3本)を美しく演奏するのは「とても大変」な事ですが、出来上がった時の満足感は感慨深いものです!!!

インベンションの練習について!

①分析(主題、対旋律、終止形など)

②フレーズ、指使い、手の形

③タッチ

④聴き方

⑤バランス

雑にならないように、ゆっくり理解しながら進めていきます。

これまでバッハ、バッハと書いてきましたが、ポリフォニーの曲はベートーヴェンソナタ、ショパンバラード、ドビュッシーのベルガマスク組曲などいろいろな曲に使われています。それらを理解して弾くためにはポリフォニーの勉強は必須なのです。

好きな曲だけ弾きたい!!!という方も、どれか1曲インベンションを弾かれてみてはいかがでしょうか?

それでは!素敵な音楽ライフを(*^^)v

https://www.shiraishi-piano.net/