ピアノが弾けるのと 分かるのと違う

この前のレッスンで「おお~~!!!分かる様になったんだ~~(´Д⊂感激(笑)」という出来事がありました。

こんにちは!音楽教室♪ぽこあぽこ 恵美先生です(*’▽’)

生徒が曲を弾いてくれた後で「曲の始まりの静かな所こそ、こんな風に・・・。」と問いかけると、「分かりますよ!言っている意味が。次のレッスンまでに考えてみます。」との返答。実はfフォルテ、クレッシェンドとかの音楽用語があったのではないのです。淡々とタダ弾くのではなく、どのように表現するのか?この曲への自分の気持ちは?そういった意味を問いかけたのですが、思いも寄らない応えで「こんなにも成長してくれたんだ!自分の思いで演奏できるようになって楽しいだろうな!」と感動しました☆彡

音楽記号(強弱記号f、p、速度記号Allegro、Moderatoなど)は、もちろん覚えていかないと・・・なのですが、fフォルテ!ここは大きく弾かないといけない( `ー´)ノ、スタッカート短く弾かないといけない!( `ー´)ノ・・・のように機械的に考えて演奏するのは違うと思うのです。仮に音楽記号の意味の通り演奏し、ミスなく演奏したとしましょう。全く面白くない演奏になってしまうだろうと思います。いわゆるコレが単純に淡々と『ピアノが弾ける』という意味です。この場合は「ソナタまで弾けるようになったし、もう辞めてもいいかな」となる人が多いです。何故そうなるのかと言えば、自分自身が演奏していて楽しさを見いだせなくなっているのです。

では、機械的では違うんだ!を理解するためにスタッカートを例に動画で見てみましょう!

スタッカートは短く演奏する!とは言っても、2曲は違った弾き方をしていますね!メヌエットの方は踊りの曲ですが少し長めな鍵盤の離し方になっています。一方、土人のおどりは激しいイメージがするので短めスタッカートになっています。この弾き方は私の「こんな風にしたい!」という思いでの弾き方なので100人いれば100通り弾き方があって良いと思いますし、聴く方も内容のある演奏で興味を持って聴く事ができますね!更に、自分の思いで曲を仕上げていくので練習も演奏も楽しくなります。今書いている内容が単純に淡々と演奏するのではなく『分かる』『分かって』演奏する人となります。

さて、最初にお話した生徒は10年習っている生徒さんです。長く習っているから『分かる』演奏が出来るようになったのでしょうか?また、先生だから『分かる』演奏ができるのでしょうか?

それは違うのですよ!長く習ったから、先生だからではないのです!!!これは、小さなお子さんでも、習い始めて間もない大人の方でも可能なのです!小さなお子さんなら、お友達と遊んだ内容や気持ち、飼っているペットの仕草など。大人の方なら今までの経験してきた内容に当てはめて考えてみるのも良いと思います。これからは、私もレッスンで皆さんにアプローチをかけて楽しい練習や演奏ができるようにしていきたいです。

それでは!素敵な音楽Lifeを☆彡

広島市の大人のピアノ教室 大人のためのピアノ教室ぽこあぽこ|予約制レッスン ペアレッスンも対応 (shiraishi-piano.net)

https://www.shiraishi-piano.net/contact.html
https://www.shiraishi-piano.net